Radikon/RS 2022

¥6,160

在庫あり

Italy/Friuli Venezia Giulia
RS 2022
Radikon
Merlot, Pignolo
赤ワイン
Alc.13.5%
(テイスティングコメント)
ほんのりと、発酵感のある香り。芳醇なベリーにほんのりスモーキーな樽のニュアンス。
柔らかく、フレッシュ感のあるエキス、複雑さと旨味がじんわりと広がっていきます。
飲み心地の良さが、後引きな赤ワイン。
今すぐに楽しむことも、数年の熟成を経てさらなる深みを楽しむこともできます。

(商品について)
収穫時期の異なるメルローとピニョーロは別々に収穫、2週間のアルコール醗酵とマセレーションを行い、圧搾後にブレンド。大樽で12か月間、ステンレスタンクで数か月間、瓶内で数か月間休ませリリース。
「RS」の意味:「Rosso Saša」の略で、サシャ・ラディコン氏が手がける赤ワインを指します。
「RS 2022」は、ラディコンの哲学を反映しつつ、より親しみやすいスタイルで仕上げられた赤ワインです。
フレッシュでエネルギッシュな果実味と複雑な香りが特徴です。

【ラディコン家とそのワイン造りの歩み】
創業と継承の歴史
ラディコン家は1807年からフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州オスラーヴィアに居を構え、1920年に現当主サシャの祖父がワイナリーとしての活動を開始しました。1980年には父スタンコが継ぎ、本格的にボトルワインの生産を始めました。
白ワインに新たな可能性を
当時は赤ワインが高く評価されていましたが、スタンコは「白でも赤のような複雑さを出せるはず」と考えました。そして、皮や種ごと発酵させる“マセレーション”という昔ながらの製法に着目し、自然に寄り添ったワイン造りへと舵を切ります。
土着品種リボッラ・ジャッラと自然農法
1995年からは地元品種「リボッラ・ジャッラ」による実験的なマセレーションを開始。除草剤や化学肥料を一切使わない自然農法にも切り替えました。この年に造ったワインで手応えを得たスタンコは、1997年から白ワイン全てに長期間のマセレーションを導入します。
時間をかける熟成哲学
ラディコンの白ワインは3年間樽熟成し、さらに3年間瓶で寝かせてから出荷されるため、リリースまでに約6年。赤ワインは約10年かけてリリースされます。
次世代「Sライン」の誕生
時間とコストのリスクを軽減しつつ、上級キュヴェに集中するため、2009年に息子サシャの提案で比較的早くリリースできる「Sライン(セカンドライン)」を新たにスタート。
現在へ
2016年、スタンコが他界し、息子サシャと母スザーナがその意思を継ぎ、ラディコンのワイン造りを続けています。