“W" 2023
Alc.13%
(テイスティングコメント)2023Vt
黄桃やエキゾチックな中国茶のような香りが立ち上がり、
りんごの蜜を感じさせるようなコンブチャのニュアンスが広がる。
ほのかなタンニンを伴う後味が、味わいに奥行きを与える一本。
(テイスティングコメント)2021
にごり目のレモンイエロー。
完熟した果実の落ち着いた香りや白い花やハーブの香り。
ドライ目な飲み口で、柑橘の酸味と酸を包み込む果実の甘味がバランス良く素晴らしい味わいです。
しっかりとした旨味も感じつつ、さらりとした後味が飲み疲れずに進む1本。
葡萄品種:グリューナー・フェルトリーナー / リースリングの皮 / ゲルバー・ムスカテラー
丁寧に手摘みにて収穫し選果、グリューナー・フェルトリーナー 50%はリースリングの皮と14日自然発酵、ゲルバー・ムスカテラーも皮とともに21日間発 酵、グリューナー・フェルトリーナー 20%は皮とともに10日間発酵。
圧搾後、8ヶ月使用したフレンチオークで澱とともに熟成。
清澄無し、ノンフィルタ ー、瓶詰の際にわずか8mg/ltの亜硫酸使用。
マーティン&アンナ・アンドルファー(Martin & Anna Arndorfer)|オーストリア・ニーダーエステライヒ州 カンプタール地方 シュトラス
造り手のマーティン・アンドルファーは、オーストリア最古のワイン教育機関クロスターノイブルク醸造学校を卒業後、ヴァッハウの名門「エメルヒ・クノール」でインターンを経験しました。
その後、イタリア・フリウリの「ロンリコ・デル・ニェミツ」では、フルボディの白ワインを小樽で熟成させる技術を学び、ブドウの品質と樽使いの感覚的なバランスの重要性に気づきます。
さらにオーストラリアのアデレイドヒルズなどでも研鑽を積み、さまざまなワインスタイルと考え方に触れてきました。
帰国後、マーティンは両親の畑を引き継ぎ、妻であるワイングート・シュタイニンガーの次女アンナとともに「マーティン&アンナ・アンドルファー」を設立。
自然との調和を重視する彼らは、畑では土壌の生命とバランスを大切にし、セラーではワインが自然に成長できる環境を整えることを心がけています。
畑と醸造の両面で、最小限の介入と観察を基盤にしたアプローチを実践し、カンプタールのテロワールを素直に映し出すワインを目指しています。
彼らのワインは、伝統的なグリューナー・フェルトリーナーやリースリングに、現代的で自由な表現を取り入れた新たな魅力を引き出しています。