FRANCE /Alsace
Hausherr オシェール
Aussitot bue 2020
(テイスティングコメント)18VT
バニラ、バラや洋梨のニュアンスのする魅力的な香り、飲むと酸と旨味の奥にかすかな苦みもある複雑な味わいです。カスタードのようなボリュームのある包容力もあり、ついつい時間をかけ味わって飲んでしまいます。
開栓してすぐは少々トゲがありますが、口に含むと複雑な味わいの層が次々と現れてきます。
酸味のあるお料理やクリーム系のお料理と合わせるといい感じに馴染み、アボカドとクリームチーズのシークワーサー和えにとてもよくマッチしました。
二日目はハチミツのようなニュアンスが強くなってきます。よく熟れたマンゴのような後味が心地よく、口に含んだ後はじっくりゆっくりと豊潤さを楽しめます。
満足のいく白が飲みたい、という気分の夜には最高な一本です。
オーセロワ、シルヴァネール、ピノグリ
《もうひとつの個性、リューディ(区画)ごとのワイン造り》
アルザス南部コルマールの近くの村エギスハイムで何代にも渡り家族経営されたドメーヌでしたが、方向性の違いからワイナリーを弟に譲り、4haの畑だけを引き継ぎ、自らの信念に基づいた葡萄栽培とワイン造りをスタート。一切の農耕機具や設備を残してきたため、これを契機に自然を尊重する化学物質を一切使わない農業を選択、手作業による葡萄栽培を始めました。生きた土作りのために愛馬スキッピーと一緒に畑を耕し、昔ながらの手造りのワイン醸造を丁寧に行います。子供たちに自由に描かせた個性的なラベルとミネラル感、エキス溢れるワイン!(現在 ラベルの絵は長女 Tina の作品の中からセレクトされている。)