Grünspitz 2023/Edgar Brutler

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Grünspitz 2023

グリュンシュピッツ 100%

White

(テイスティングコメント)

わずかに還元的な香りの奥から、青りんごや白胡椒の爽やかな香りが立ち上がります。

やわらかな酸とまろやかなエキス感が調和し、後味にはスパイシーな余韻が広がります。

(商品について)

樹齢約27年のグリュンシュピッツから造られる希少な白ワイン。

この品種の畑は世界でも約1ヘクタールしか残っていません。

厚い果皮と小さなベリーを持つ晩熟品種で、祖父の代から守られてきた畑。

全房発酵後、500Lの古樽(フレンチオークとオーストリアオーク)で約8ヶ月熟成。

凝縮感とミネラルを併せ持つ、個性豊かな一本。

エドガー・ブルトラー(Edgar Brutler)|ルーマニア・クリシャナ地方 サトゥ・マーレ郡 ペルティウグ村

エドガー・ブルトラーのワインづくりは、家族の歴史と故郷への強い想いから生まれています。

彼の家族はもともとドイツ・シュトゥットガルト出身で、1850年代にルーマニアへ移住し、ワイナリーを営んでいました。

しかし1980年、社会主義政権下の厳しい政策によりワイナリーを手放し、再びドイツへ戻ることになります。

その後、1990年の革命を経て、エドガー一家は1997年に再びルーマニアに戻り、25ヘクタールの畑をシェアしながらワインづくりを再開します。しかし「自分たちだけの自由なワイン造り」を求め、シェアしていた権利を手放し、2018年、ついにエドガー自身のワイナリーを立ち上げました。

感性に根ざしたワイン造り

エドガーはもともと音楽の道を志し、ギターを学んでいましたが、家族の意志を継ぐため、ドイツ・ガイゼンハイムでワイン学を修めます。

そして現在、彼のワイン造りは数値や理論に縛られることなく、自らの感覚と経験を大切にしたアプローチが特徴です。

ワイナリーの拠点は、ルーマニア北西部のクリシャナ地方、サトゥ・マーレ郡にあるペルティウグ村。この地域は温帯大陸性気候で、南部ほどアドリア海の影響はありませんが、冬の厳しさに反して意外と温暖な気候が広がっています。

畑には20〜30mもの厚いローム質土壌が広がり、エドガーの祖父が1926年に4ヘクタールから始めたという長い歴史を持ちます。

地場品種とフィールドブレンドの魅力

エドガーの畑には、フェテアスカ・レガラ、フェテアスカ・アルバ、グリュンシュピッツ、ウェルシュリースリング、ムストアサ・デ・マデラト、フルミント、ケクフランコシュなど、この地ならではの地場品種が多く植えられています。

なかには、かつて植えられた**フィールドブレンド(混植混醸)**の古木が残っており、今では品種の特定ができないブドウも多く含まれています。

農薬や化学肥料、除草剤は一切使わず、すべて手作業で栽培。自然発酵・無濾過・無清澄が基本で、**SO2(二酸化硫黄)は瓶詰め時にごく少量(10〜20ppm)**のみ使用。多くのワインは完全に無添加で仕上げられています。

また、伝統的なバスケットプレスを使い、やさしく丁寧に果汁を搾ることで、タンニンの抽出を最適にコントロールし、葡萄の個性をピュアに表現しています。

200年前から残るセラーで造られる彼のワインは、土地と歴史、そして造り手自身の感性が一体となった自然派ワインといえるでしょう。