H27BY(2015) 生酛 冨玲 阿波山田錦
鳥取|梅津酒造
純米(生酛)|Alc. 約20%前後
現在、梅津酒造は鳥取県産の酒米のみを使用しています。
しかしこの酒が仕込まれた当時、梅津は「全量純米酒を目指す会」に参加し、 同じ志を持つ蔵とともに酒造りを行っていました。
同じ米、同じ精米歩合で仕込み、「蔵ごとの違いはどこに現れるのか」を確かめる取り組み。
その中で生まれたのが、この 冨玲 阿波山田錦です。
そして梅津はその後、全量純米化を達成し、会を卒業。
速醸と生酛で造られた同じ阿波山田錦でも、こちらは生酛で造られたお酒。
速醸は“設計” 生酛は“時間” そんな対比も見えてくる一本です。
この酒は、 “今の梅津に至るまでの過程”を今に伝える一本でもあります。
(テイスティングコメント)
香ばしさに加え、味醂や黒糖のような熟成由来の甘やかさ。
沢庵を思わせる乳酸的なニュアンスが心地よく重なります。
高アルコールながら、口当たりは不思議と軽やかで、旨味が層をなして広がっていく印象。
余韻には甘みだけでなく、ほのかな苦みや旨味が残り、自然と次の一口を誘います。
燗冷ましでは一体感が増し、出汁のようなまとまりと奥行きが際立ちます。





