菩提酛 つげのひむろ
奈良|倉本酒造
やわらかな酸と、米の旨み。 落ち着いた飲み口に、じんわり余韻。
古式・菩提酛仕込み。
2026年醸造、「菩提酛 つげのひむろ」の新酒が入荷しました。
コンセプトは、「初心者向けの菩提酛」。
菩提酛は、清酒発祥の地ともいわれる奈良に伝わる、非常に古い酒母造りの方法です。
この酒は、奈良・正暦寺で1月6日の「そやし水」造りから始まり、1月10日に酒母を仕込みます。その後、約2週間にわたって寺の住職が酒母を管理。完成した酒母を蔵へ持ち帰り、そこから本仕込みへと進みます。
菩提酛というと、個性的で少し難しい酒を想像するかもしれません。
しかし「つげのひむろ」は、その特徴的な風味を残しながらも、すっと馴染む飲み口に仕上げています。
日本酒度は-2、酸度2.4。甘辛でいえば中間ほどで、口当たりは穏やか。香りには、菩提酛特有の乳酸菌発酵由来の個性的なニュアンスが感じられます。
割水と火入れによって酒質を整えることで、菩提酛らしさはありながらも、構えず飲めるバランスに。
蔵元によると、昨年は米の溶けがやや悪かったことから、今年はその点を意識して仕込みを調整。
狙い通りの酒化率となり、その成果が味わいにも表れているとのことです。
菩提酛とはどんな酒なのか。 その入口としても、とても飲みやすい一本です。





