Italy/Campagna
La Baronessa2024
Fabio de Beaumont
Fiano
Alc.10.8%
白微発泡
(テイスティングコメント.)
爽やかな香り、ミネラル感の強い果実の甘みや酸味、苦味がバランスよくエレガントな1本。
(商品について)
元々、ファビオの祖母が日常的に飲んでいたフィアーノで造る微発泡ワイン。
当時は、醗酵が完全に終わっていないワインの一部を濾過することなくボトリングし(大半の澱は除去し、瓶内が澱だらけになるのを避けるため)瓶内2次醗酵を促す、いわゆるメトド アンセストラルで造っていた。
現在ファビオは、完全発酵し、澱がしっかりと沈んだワインに冷凍保存しておいた同年のフィアーノのモストを加えてボトリングをし、2次醗酵させている。
(造り手について)
Fabio de Beaumont / ファビオ・デ・ボーモン
カンパーニア州・アヴェッリーノ県 カステルヴェテレ・スル・カローレ
デ・ボーモン家は、17世紀に王からこの地を拝領し、丘の上に屋敷を構えた貴族の家系。
やがてその屋敷を中心に家々が集まり、町が生まれたといわれています。
1980年代には祖母アレッサンドラ夫人がごく少量を友人や近隣のレストランへ販売していましたが、
長くワイン造りは自家消費のために続けられてきました。
ローマで法律を学んでいたファビオは、
家族が都市へ移り住むなかで忘れられかけた屋敷と畑に再び光を当てるべく、
2014年に故郷カステルヴェテレへと戻ります。
祖母と父の協力のもと、ワインと家伝のリキュール造りを再開。
野生の桜の葉を浸して風味付けする伝統的なリキュール「Don Fa’」や「Fra’ Amedeo」もこの年に復活しました。
標高500〜700m、石灰質粘土の土壌に広がる4ヘクタールの畑では、
150年を超える古木を含む樹々から7種類のワインと2種類のリキュールを生産。
畑でもセラーでも人為的介入を最小限にとどめ、
土地と伝統の個性をそのままボトルに映し出しています。
ラベルには、17世紀の屋敷に残るタイル模様をモチーフにした意匠が施され、
デ・ボーモン家の誇りと美意識が静かに息づいています。





