Vodopivec/Vitovska2016

¥8,580

在庫あり

Italia / Friuli Venezia Giulia

Vitovska2016

Vodopivec

Vitovska

Alc. %

orange

(商品について)

イタリア北東部トリエステの北、カルソ台地の小さな集落コッルドロッツァで、パオロ・ヴォドピーヴェッツが手がけるオレンジワイン。

硬い石灰岩と赤土の入り混じる厳しい土地に、海風とボーラと呼ばれる強風が吹きつける環境。そこで育つ土着品種ヴィトフスカは、カルソという土地を最も雄弁に表す葡萄とされます。

栽培はアルベレッロ仕立てで低収量、農薬はボルドー液以外不使用。収穫はすべて手作業で行われます。

2005年から導入したアンフォラ醸造が特徴。

地中に埋め込んだテラコッタ製アンフォラで6か月間、果皮とともに醸し発酵。

その後スラヴォニアンオークの大樽で約2年間熟成し、無濾過・無清澄で瓶詰め。

岩盤をくり抜いて造られたセラーは、角を持たない円形構造で電磁波の影響を避け、ワインが静かに熟成する環境を整えています。

Vodopivec (ヴォドピーヴェッツ)

トリエステ県カルソ地区のほぼ中心ズゴーニコにあるヴォドピーヴェッツ家。

代々農業を営んでいますが、パオロ&ヴァルテル兄弟によってワイナリーとして本格的な生産&ボトリングを開始したのは1997年のこと。

カルソという土地を表現するにあたり、ヴィトフスカこそ最良のブドウであると信じ自ら開墾した畑はヴィトフスカのみを植えています。

カルソは石灰岩台地で土が少ないところで、既存の畑というのは土が多かった場所か、もしくは客土(外から土を持ってくること)をしたところであったりします。

彼が最初に開墾した畑も客土をしたそうですが、すごく後悔をしているとのこと。

その後の畑は、土が少なくてすぐに石灰岩の岩盤に当たる所を、まずは表土を除け削岩機のようなもので岩盤を砕き、岩ないし石状にし除けておいた土を戻すという気の遠くなるような作業で、自ら開墾し仕立てたのです。

ブドウの栽培においては当然のことながら一切の灌水を行わず極稀に必要だと判断した場合にのみ牛糞をベースにした完熟堆肥を入れるが飼料もカルソ産の一切農薬を使っていないものを与えられた、カルソで育てられた牛のものを使用。

ありとあらゆる農薬を使わず、数年間はボルドー液さえも使わず海草やミネラル、土など自然素材をベースにした薬剤のみの栽培にも挑戦。

近年はこの薬剤をベースに、ボルドー液の使用は1-2回程度にとどめるようにしています。

これはボルドー液の構成要素である銅が、皮に付着・残留するのを極限まで無くす(減らす)ためで

長期間の醸し醗酵を行うパオロならではの発想なのかもしれません。