ドイツ/ファルツ
ニーダーキエヒェン
国・地域:ドイツ、ファルツ
地区:ニーダーキエヒェン
代表者:ジモン&ガブリエル・ショヤマン
シャルドネ60%・ピノノワール40%(平均樹齢20年)
Alc.11.5%
白発泡
(テイスティングコメント)
クリームや青りんごの香り。
細やかな泡感。香ばしいブリオッシュなどの味わいに、キレイな酸の後味。
心地よい上質なミネラル感の余韻が続きます。
(商品について)
手摘みで収穫後、全房プレス。約12時間モストを静置。その後、異なる大きさの木 樽(主に大樽)にモストを移し自然発酵。10ヶ月間のシュールリー後、SO2を添加 せずにボトリング。その10ヶ月後に酵母を添加し、18ヶ月瓶内熟成。2023年2月デ ゴルジュマン。 ドサージュ:0g ブドウは20年がメイン。3~5%レゼルヴワイン
(ショヤマン Scheuermann)
ドイツワイン造りのシリコンヴァレーとも言われるファルツ州のニーダーキエヒェンに拠点を置くジモンとカブリエル兄弟はワイナリーの4代目にあたり、2009年に初めて二人のワインが生産された。
2012年にはビオディナミ農法に切り替え、2019年にデメテールの承認を得た。彼らの畑仕事における
理念は、土壌の特徴とそこに現れる唯一無二の個性を引き出すために極力ブドウ樹の生命リズムを乱さないことだ。そのためには、土壌を守り、保持するのみならず、土壌の生命力をより一層活性化することが重要となる。彼らにとってビオディナミ農法はそのための手段を提供してくれる。彼ら兄弟にとってのワイン造りとは、ワイン畑を取り囲む動植物とそれら多くの要素間のバランスを保つ人間がいて初めて可能となる。その条件が整っていれば、人間がワイン造りに大きく介入する必要性はなくなると信じている。
ショヤマンは、ファルツのハールト山地の東端の丘やその麓に畑を所有しており、全体的に日照条件が非常に良い。土壌は雑色砂岩、レス、石灰など多様で異なる区画でワインを造っている。日常的に飲めるワインから、熟成を見越したスケールの大きいワインまで、造るワインのレンジは広く、他の若い世代同様に試行錯誤を続けることを厭わない二人は毎年成長する姿を見せてくれる。