Austria
anina verde 2023
Arndorfer
Grüner Veltliner、Riesling
白
Alc.12%
テイスティングコメント(2023年ヴィンテージ)
にごりのある黄色。
あんずやスターフルーツ、発酵感やスモーキーな香り。
わずかにガスを感じる口当たり。
白桃の果実味と、種のまわりのような渋み。
ジューシーな酸とまろやかな旨味が調和し、軽やかな余韻が心地よいバランスの良い白ワイン。
テイスティングコメント(2022年ヴィンテージ)
ねっとりとした果実の熟した香り。
白胡椒などのスパイスに、蜂蜜やナッティな香り。
時間とともに、香りがどんどん開いてきます。
酸がキリっと印象深く、骨格を感じるしっかりとしたエキスにやわらかな旨味とスパイスの余韻が続きます。
ザワークラウトにソーセージマッシュポテトや、酸の効いた前菜、ジューシーな肉汁あふれる小籠包なんかと飲みたい!
商品について
醸造において一切の介入、操作をしていないワインです。
葡萄そのものの自然なアロマと畑の個性を表現し、柔らかい印象の香り。
繊細で温かみが味わい。
リッチさ、ボリューム感はあるものの、滋味深く、旨味やフルーティーさによりワインの幅を感じることができます。
グリューナー・フェルトリーナーは、畑名「シュタングル」レス(黄色質)土壌の標高270メートルに位置した、1992年に植えられた古樹から収穫。
リースリングは、畑名「ガイスベルグ」原生岩土壌の標高274メートルに位置した、1986年に植えられた古木から収穫。
自然酵母にて発酵。破砕したリースリングを加え、16日間さらに発酵を行います。グリューナー・フェルトリーナーはクールな果実のニュアンス、リースリングは、凝縮された旨味をワインにもたらします。
細かい澱と共に熟成することで、複雑味を。255Lのステンレスタンクで熟成することで、ワインにピュアさを。使用済みのフレンチオークで熟成することで、ボリュームをワインに与えます。6ヶ月間熟成を行います。清澄無し、ノンフィルター、瓶詰の際に8mg/Lの亜硫酸を加えました。
造り手について
マーティン・アンドルファーはワイン名門校「クロスターノイブルク」で学び、
その後、ヴァッハウ(Knoll)、イタリア・フリウリ、オーストラリアなどで経験を積み、
両親の畑を継いで、妻アンナ(ワイングート・シュタイニンガーの次女)と共に
「マーティン&アンナ・アンドルファー」としてナチュラルワイン造りをスタート。
哲学とスタイル
「畑はすべての出発点。ワインは“育てる”ものであって“造る”ものではない」
土壌・気候・ブドウのポテンシャルを自然な形で表現することに重点を置いている。
ビオやビオディナミの手法を取り入れながらも、**「自然に寄り添うが、固定観念にはとらわれない」**柔軟な姿勢が特徴。
醸造面では自然酵母、無清澄・無濾過、極少量のSO2のみ使用という、ナチュラルワインの代表的な手法を取り入れているが、
あくまで「おいしさ」と「楽しさ」を最優先にしている。
ブドウと畑
カンプタールのテロワール(レス土壌・原生岩・ロームなど)の多様性を活かした造り。
グリューナー・フェルトリーナーやリースリングを中心に、数種の白ブドウ、赤ブドウも栽培。
「僕たちは、“本物のワイン”を造りたいわけじゃない。ワインとは、人と人をつなぎ、時間を豊かにしてくれるもの。だからこそ、もっと自由で、楽しくて、リラックスできる存在であってほしいと思う。」