France /Bourgogne
Haut Cotes de Nuits Blanc19
Maison Nicolas Morin
Chardonnay
Alc.12.5%
(テイスティングコメント)
火打ち石やレモンなどの柑橘の香り。
ジューシーでまろやかなエキスに、爽やかな酸とミネラルが溶け込んだバランスの良い味わい。
シャルドネ 100%(樹齢 50 年) 小樽発酵 小樽熟成
輸入元資料より
ブルゴーニュの若き革命児ニコラ・モラン。
父もブドウ栽培者ではなかった彼は、最初 トノリエ(樽職人)の道を歩き出します。
しかし次第にワイン造りに魅了されるようになり、ボーヌの 醸造学校で学びなおします。
その後、フランス国内を始め、オーストラリア、南アフリカ、など、多くの 生産地で修行を続け、2014年からようやくブルゴーニュでワインを作り始めました。
自社畑を持たない彼は、基本的に友人のビオの畑のブドウしか買いません。
それも頻繁にミーテ ィングをし、自分の納得が行く栽培をしてもらいます。
畑は軽めのトラクターで雑草を刈り、トラクタ ーが入れない斜面は馬を使うときもあります。
堆肥は動物性のものを状況に応じて少し。
基本的にはビオデナミ農法で、500 番や 501 番を撒いていま す。
ブドウの収穫はとても気を使います。
カセットは浅く、2段しかブドウを重ねません。
ブドウが破れて発酵などが始まるのを防ぐためです。
選果は小さ なテーブルで十人がかりで丁寧に行います。
絶対に腐敗果を入れないためです。
セラーはとても清潔で、チリひとつ落ちていない感じです。
醸造において、ポンプは一切使いません。
できる限り重力を利用、どうしてもの場合は炭酸ガ スを使うこともあります。
バクテリアの発生を防ぐため、樽内を何度もアルコールで拭きます。
発酵は古い伝統的大樽発酵と、内部にステンレスジャケットを内臓したベトン槽(コンクリート)を併用しています。
上部が下部より少し小さくなって いるタイプで、この方がよりいい気がするそうです。
除梗は場合によってはフルーティさを出してくれるので、やる場合もあるそうです。
アルコール発酵は 14 日~28 日間、搾る段階で窒素を少し使用、何度も試飲して搾るタイミングを見るそうです。
熟成は基本バリックで、ベトン槽を使うキュヴェもあります。
亜硫酸は醸造過程では一切使わず、瓶詰時に赤は 10mg/L、白は 20mg/L 程。
ブルゴーニュでは異端児と見られている彼のワインは、長い間待ちわびていたブルゴーニュのナチュール!
ヴォラティルアシドやブレタノマイセスをまったく感 じさせない、素直でクリーンな果実味、ブルゴーニュらしい畑の違いも明確に表現し、畑の偉大さも感じ取ることができます。