Italy / Piemonte
Barbera D’Asti Baroldo
La Cascinetta
Barbera(樹齢12年)
Alc.14.5%
赤ワイン
(テイスティングコメント)
ほんのりオレンジがかったにごりめの赤。
落ちつきのある果実の香りに、スモーキー感。微かにブラッドオレンジの香りも。
プラムの様な酸味やタンニン、梅の果肉の様な旨味とこなれた果実味。
(商品について)
このワインはルケに比べて畑の面積が少なく、ジャンカロル氏の異常ともいえる収穫量の少なさもあって、なかなかお目にかかれないバルベーラを使用したキュヴェ。
収穫後果皮と共に3週間の醗酵。
圧搾後ステンレスタンクに移し、酸欠状態にならないようこまめにオリ引きを行いながら12か月の熟成。
果皮の熟成した強い香りと詰まり切った果実味、しかし、決して酸を失わないこうバランスの魅力的なバルベーラ ダスティ。
(ラ・カッシネッタ)
アスティの北東に位置するカスタニョーレ・モンフェッラート近郊に本拠地を構える生産者ジャンカルロ・ボルトリン氏。
このエリアでは、土着品種「ルケ」を使用したDOCG「ルケ・ディ・カスタニョーレ・モンフェッラート」が造られていますが、生産地域は小さく、ルケを栽培・醸造している造り手は極僅かであり、この生産者もそんなワインと造る貴重な一人です。
畑では一切の薬品や化学肥料を使用せず、ブドウ畑では唯一、銅と硫黄物を最低限使用、醸造においても独学をベースに一切のコントロールをしない方法を採用しています。
そして何より最も特出すべきは、ブドウの収穫量の少なさ、そして完熟まで待ち続ける強い忍耐と意志。
DOCG で認められている 9t/ha に対し、彼の収穫量は 3.5~4t/haという少なさで、そして果皮、種子まで完全に成熟するまで収穫を徹底的に遅らせる覚悟によって、非常に華やかな芳香を纏った官能的なワインを造り上げています。