Italy/Emilia Romagna
Sassaia Edizione Speciale 2022
La Biancara
Garganega
Alc.12%
白
(テイスティングコメント)
熟した黄桃やミネラル、トーストの香りが広がり、口当たりは深みがありながらもフレッシュで、心地よい余韻が続きます。
商品について
通常の「サッサイア」よりも6〜9ヶ月長く樽熟成させたスペシャル・エディション。
日本市場向けに特別に造られた限定品で、2022年ヴィンテージが最後のリリースとなる可能性があります。
「サッサイア」は開けたてと数日たった時と味わいが変化していきます。
開けたてはブドウのピュアな味わいが前面感じられますが、数日経つと、より深みとエキス分の強い旨みが感じられるようになります。
La Biancara(ラ ビアンカーラ)
イタリア自然派ワインの先駆者、アンジョリーノ・マウレは、ソアーヴェに隣接するガンベッラーラで育ちました。
家族は農業にもワイン造りにも無縁でしたが、若き日のアンジョリーノはワインに魅せられ、夢を追いかけます。
ピッツェリアの成功をきっかけに1980年代にブドウ畑を取得、1988年に自らのワインを「ラ・ビアンカーラ」として初めてボトリングしました。
当初は外部コンサルタントに頼っていたものの、添加や指示の多さに違和感を覚え、早々に契約を解除。
自分の感性を信じて進むなかで、ヴィチェンツァのワインバーで偶然出会ったヨスコ・グラヴナーのリボッラ・ジャッラに衝撃を受けます。この出会いをきっかけに、ラディコン、ラ・カステッラーダらと共に、自然な造りを目指して試行錯誤を重ねていくようになりました。
栽培:
完全無施肥から始まり、現在はビオディナミ調剤やEM菌、植物由来堆肥を独自に組み合わせた“地力を重んじる農法”を実践。
湿度の高い土地柄ながら、ボルドー液の使用も最小限にとどめ、自然由来のハーブ煎じ薬などで病害対策を行っています。
醸造:
ワイン造りも常に進化しています。当初は果汁のみで造る白ワイン的スタイルでしたが、次第に皮ごと醗酵(短期マセレーション)を取り入れ、現在は最初の1〜2日間のみ皮と共に醗酵させるバランス型に。ヴィンテージやキュヴェによっては完全無添加でのボトリングも行い、サッサイアやピーコ、赤ワインにおいても、年々SO₂添加を減らしています。
自然の力に寄り添いながら、年々進化し続けるワイン造りを追求しています。
サッサイアは、彼の哲学を体現する代表作です。