Italy/Emilia Romagna
Il Farneto
Puntalone(フレーバードワイン)
Alc.5%
赤微発泡
(テイスティングコメント)
発酵由来の香りの奥に微かなベリーの香り。
まろやかなアタックに、ラズベリー様のキュッとした酸。ほんのりとタンニン。
赤身の刺し身をサラダ仕立てにして、酸を添えるようにして合わせたい!
(インポータ資料より)
イル ファルネートのポリシーとして、「リーズナブルで毎日飲めるようなワイン」を造り続けていますが、ブドウ畑での仕事はもちろん、ブドウのクオリテ ィについても一切妥協していません。
イル ファルネートの美味しさのバックボーンは、間違いなく素材の良さにあります。 昨年末、ワイナリーに訪問した際に飲ませてもらったこの飲み物。
イタリアでは正式には「フレーバードフリツァンテ」となるガビアン。スペルグレやジャ ンドン ビアンコを造る際、プレスしたヴィナッチャ(果皮と種子)は、コンポストとして土に還るだけなのですが、彼らのヴィナッチャは、この時点でもまだ 豊富な糖分があり、残った酵母も元気に活動している状態と言うトマーゾ。「これはあまりにももったいない」、という事で、昔農家で親しまれていたヴィナッチャで造る飲み物「Puntalone プンタローネ」、フランスでいう Piquette ピケットと呼ばれるもので、ヴィナッチャと水を加えて再醗酵させた、アル コール度数の低い飲み物を醸造することに、、。
しかし、ただそれを造るだけでは終わらないトマーゾ、香りを補うためレモンを加え、ビン内で再醗酵を行い微発泡のプンタローネとして仕上げました! アルコール分も 5%程度と低く、醗酵由来の香りとレモンの爽やかさ、ワインとは全く異なる飲み口と軽やかさ!そしてまた小気味よい 見た目と、ワインではない事も忘れない価格、、、。またしてもこれは「やられた、、、」と脱帽させられてしまいます。加えるのは水とわずかなレモンのみ、糖分も酵母添加も一切行いま せん。 ただ、これだけは忘れないでいただきたいのですが、ヴィナッチャであってもまだ豊富な糖分を持ち、モストが残るほどソフトプレスで造られているスペルグレとジャンドン ビアン コが、どれほど素材に恵まれているか、一つの証明になればと思います。