Daniele Portinari Pietrorosso 2018

¥2,640

在庫切れ

Category:

Italy/Veneto

Pietrorosso 2018

Daniele Portinari

Merlot, Cabernet Sauvignon,Tai Rosso

Alc. 12% 

(テイスティングコメント)

黒い果実の艶めかしい香り。

木や土のミネラル感、レーズンやプルーンなどの落ち着いた果実味、煮詰めたイチゴの様な程よい酸、しっかりと溶け込んだタンニンは後味サラリと次の一杯を誘います。

造り手

Daniele Portinali ダニエーレ ポルティナーリ

1970年代、ダニエーレの父親はヴェネト州ヴィチェンツァから南に30kmのアロンテにあるコッリ ベーリチの標高200m、石灰岩を含む粘土質土壌の4ヘクタールの畑にブドウを植え始め、近くのワイナリーにブドウを売って生計を立てていました。ダニエーレも父親の畑を手伝っていましたが、1990年代後半に隣の生産地域ガンベッラーラに住むラ ビアンカーラのアンジョリーノ マウレと知り合ったことで人生が大きく動き始めます。ソアーヴェという巨大なワイン銘柄を支えるゾーンから外れたこの地域ではブドウを売却しても二束三文、有機栽培をしてもブドウの価値は重さでしか量られません。ブドウ栽培農家として限界を感じていた彼にとって、自分と同じように無名の土地から世界中にナチュラルなワインを発信するアンジョリーノは特別な存在に感じたことでしょう。そんなアンジョリーノの勧めもあって、2004年から有機農法に転換、子供たちの未来も考え覚悟を決めました。2007年に自身でタイ ロッソを植え、アンジョリーノから使い古しの小樽を1つ借り、メルローを仕込んだのが実質的な初めてのヴィンテージとなり、翌年から本格的に自家醸造とボトリングを始めます。

生産地域も生産者本人も地味ですが、地域にはアンジョリーノお墨付きの高いポテンシャル、本人からは静かですが強い意志みたいなものを感じます。

もう1人のダニエーレもそうでしたが、僕たち日本人には希薄な気がする、彼らの郷土に対する思い入れ、愛情はただならぬものがあり、その気持ちが、その土地の伝統やルーツなどを守りたい、継承したいと思う気持ちとなり、それがブドウに乗り移り、それがワインとなっていくのである。(輸入元資料より)