Italy/Emilia Romagna
Croci
Malvasia di Candia, Trebbiano, Ortrugo, Marsanne, Sauvignon
オレンジ微発泡
(テイスティングコメント)
レンブやバラなどの華やかな香り。
仄かな苦みとタンニン、ジューシーな酸が効いた後引きな後味。
インポーター資料より
マルヴァージア ディ カンディア60%、トレビアーノ20%、オルトルーゴ15%、ソーヴィニヨン3%、マルサンヌ2%、マセ11~15日、セメント槽発酵 残糖を残したまま瓶詰のメトードアンセストラーレ SO2極少量添加、ノンフィルター
マルヴァージア ディ カンディアらしい柑橘系のアロマティックな香り、酵母由来のほのかな苦み、アフターに残る心地よい甘み。
今年は開けたての果実感が穏やかで、2日目、3日目と開いてきます。
*22年に関して:::::
暑く乾燥した2022年。エミリア・ロマーニャでも例外ではなく、暑すぎるゆえに厳しい年となりました。
しかしクローチ家では長年の誠実な栽培の成果か、例年並みの品質の果実が収穫できました。
微発泡のカンペデッロ、ルビーゴ、ガルヴァーノは現在開けたての果実味は穏やかですが、抜栓数日後、例年並みの果実感が出てきますので、少し寝かせて飲んで頂ければと思います。例年並みのガス圧です。
生産者について:
クローチは1935年からこの地で農業を営んでおり、当初は酪農等、兼業農家として生計を立てていました。
80年代よりワイナリーとしての活動を本格的にはじめ、少量ずつ自社でボトル詰めし、販売してきました。
当初より有機農法での栽培を行っていたので、当たり前の様に自然な飲み心地のワインを醸しリリースしています。
クローチのメインとなるワインはフリッツァンテ(微発泡ワイン)です。
彼らの土地は土の養分(窒素分)が不足していて、酵母の発酵スピードがとても緩やかな為、アルコール発酵の途中で冬が訪れ、カンティーナの温度が下がると共に、タンクの温度も下がりやがて発酵は停止してしまいます。
そうして冬を越し、春になりボトル詰めを行います。
次第に暖かくなり、ワインの温度も上昇すると停止していた酵母が再び動き出し、瓶の中で二酸化炭素が発生し、フリッザンテとなります。
この土地でこのワインを造る事が運命だったかのような、この土地でしか出来ない製法を守り続けています。
(2021VT)
マセ11~15日、セメント槽発酵 残糖を残したまま瓶詰のメトードアンセストラーレ SO2極少量添加、ノンフィルター
マルヴァージア ディ カンディアらしい柑橘系のアロマティックな香り、酵母っぽさ、良い年らしい果実の厚みがあり、クローチらしい塩っけと旨味が食欲をそそります。