Alessandra Divella/Clo Clo VDR Dosaggio Zero

¥10,780

在庫あり

Italy/Lombardia

Clo Clo VDR Dosaggio Zero

Alessandra Divella

Pino Nero

(テイスティングコメント)

クリーミーでコクのある香りに、カシスのような酸のニュアンス。

梅の果肉を思わせる旨みと、細やかできれいな泡がしっかりとしたコクに寄り添います。

カツオのソテーなど、魚系の料理とも好相性。

(商品について)

ピノ ネーロ100%、樹齢30年。収穫後、除梗せず低圧力でプレス、時間をかけることで色づいたモストを木樽に移し、自発的な醗酵、そのまま古バリックにて約9か月の熟成。4つのバリックのうち、1つは4年以上ウイヤージュ(補酒)せずに熟成したものを加えている。微量の糖分(サトウキビ由来)、酵母と共に瓶内2次醗酵。そのまま42か月オリと共に熟成。デゴルジュマンの後、原酒を足すのみ。ドサージュ(糖分、リキュール添加)もSO2も一切添加しないスプマンテ。

クロ クロは母のクローディアをオマージュしたワイン。

女性らしい繊細さと、香りの美しさ、複雑さだけではなく、力強さや頑固さ。

ピノ由来の骨組み、味わいの強さはもちろん、複雑に重ねられた熟成由来の香りは、美しいだけではない力強さや「したたかさ」さえ感じられる味わい。

ブランドノワールと同じブドウを用い、フリーランジュースを除いた後半のモストを使うことで、ピノ ノワールの持つ骨組みや力強さを意識したクロクロ。

そんな理由もあり、比較的強く時間のかかる印象でした。しかし今回の2019年は寒暖のバランスが良く、果実と酸が共存したヴィンテージ。さらに今回リザーヴワインとの組み合わせが素晴らしく、以前のクロクロに感じた「強すぎる」印象から、エレガントさと奥行き、味わい深さを感じる素晴らしい状態。

毎年着実に進化しているアレッサンドラ、末恐ろしいです! 

造り手について

イタリアが誇る瓶内2次醗酵、シャンパーニュ方式で造られるスプマンテを生む「フランチャコルタ」の土地。

敢えてその名を名乗らず、さらには地元の慣習や醸造学的見解さえも全く無視し、独学をベースに自身の感性と感覚を信じ、驚異的な品質のスプマンテを造る女性アレッサンドラ ディヴェッラ。

「ブドウの質、原酒の力」のみを信じる彼女、自身で磨き心の強さをもった、魅力あふれるアレッサンドラ。