Italy/Puglia
saggezza 2021
Valentina Passalacqua
Nero di Troia
Alc.12.5%
赤
(テイスティングコメント)
透明感のある赤紫。
穏やかに森の中の土、木いちごや紫蘇、クチナシなどの香り。
軽やかな飲み口ながら、しっかりとしたタンニンと酸があり後味はさっぱりと!
醤油などの和の調味料とも調和します。
ネロディトロイア100%(樹齢5~20年)マセ4~5日 ステンレスタンク発酵、6ヵ月熟成 ノンフィルター
瓶詰め時SO2少量添加
飲みやすさのなかにもしっかりしたタンニンを感じる赤です。
Valentina Passalacqua
Ca生産者の別シリーズ。
当主のヴァレンティーナ・パッサラクアはもともとロンドンで働いていましたが、2008年、出産を機に地元に戻り、自然とかかわれる仕事をしたいとワインづくりを始めました。
ワイン畑はアドリア海のガルガーノ国立公園の裾野の内陸部に3ヵ所点在し、常に風が吹き、降雨量も少ない乾燥した土地で、ビオ栽培にはとても適した地域です。
ナチュラルワインを志した彼女は、イタリアのビオデナミ栽培の第一人者、故ステファーノ・ベロッティ氏(カッシーナ・デッリ・ウリヴィ)に教えを請い、今まで誰もやってこなかった、ナチュラルワインの量産を目指しました。それはナチュラルワインを多くの人に飲んでもらいたいという、純粋な気持ちからでした。
また、気温が高く、アルコールが高くなり、重いワインができがちなプーリア、しかし彼女はそこを早めに収穫することにより(8月初旬より)低アルコールで、しかも酸味も残し、フルーティーで軽いタッチの飲みやすいワインを造り出しました。醸造はシンプルで、ナチュラルワインのメソッドに沿っています。
収穫は手摘み、2500Lのプラスティック桶で醸し、手で櫂入れ、その後ステンレスタンクまたはセメント槽にて発酵、熟成。SO2は移し替え時と瓶詰め前に少量(10~20mg/L)添加。栽培は常に吹く風と乾燥のお陰で病害の発生は少なく、草生栽培で、手間をかけない農法でコストダウンを図っています。