マラナチョコレート
マラナさんはペルーの首都リマのバランコに工房を構え、ペルー国内のクスコ、ピウラ、サンマルティンの三ヶ所の地域のカカオ豆を使い、それぞれパーセンテージを変えたタブレットを作っております。
自社農園ではないですが、生産者と共に手を取り合って栽培から加工まで、いかに最大限にカカオのポテンシャルを引き出すことができるかを研鑽している、クラフトチョコレートメーカーです。
カカオ豆の産地・品種ごとの味わいが楽しめる楽しいチョコレートです。
【ピウラ70％】
ペルー北部ピウラ地方の谷で収穫されるピウラブランコと呼ばれるカカオ豆を使用したタブレットです。
発酵を連想させるキュッとする酸味や、トロピカル感のある香りにねっとりとした舌ざわりがありますが、さらりと消える口溶けです。
余韻には浅煎りコーヒーの様な軽やかな余韻が心地よいです。
【クスコ70％】
ペルー南部アンデス山脈の中腹にあるクスコ県キリャバンバで栽培されるチュンチョと呼ばれる品種のカカオ豆を使用したタブレットです。
オイリーで柔らかく優しい舌ざわり、パウダー感も少し感じますが、伸びやかな口溶けとともにマスカルポーネの様な香りの余韻が心地よいです。
【サンマルティン70％】
ペルー内陸部の広大なアマゾンエリアの中でも外側にあるサンマルティン タラポトで収穫される、アマゾニコというカカオ豆を使用したタブレットです。
密度の高い硬い印象の味わいですが、苦み渋みと共にサラサラと解ける様になくなります。
ヘーゼルナッツのような香りとナッツペーストの様なコクの奥に程よい酸味を感じる力強くも後挽く心地よさがあります。
