Chile
El MismEl Mismo País 2022 1L
Louis Antoine Luyt(ルイ=アントワーヌ・リュイ)
País / Alc.12.2%
テイスティングコメント
イチゴやアセロラのような赤い果実、ほのかな塩気を感じるハーブの香り。
爽やかな酸と軽やかなタンニンが心地よく、赤ワイン寄りのロゼスタイル。
冷やしすぎず、やや低めの温度で楽しむのがおすすめ。
土壌:砂、砕けた花崗岩
醸造法:半分は全房で8日間のマセラシオン・カルボニック、半分は除梗して醗酵。それぞれの発酵終了後にブレンドする、ボジョレーで学んだ手法を取り入れた造り。
スタイル:軽やかでジューシー、親しみやすくも奥行きのある自然派ワイン。
造り手について
Louis-Antoine Luyt(ルイ=アントワーヌ・リュイ)
フランス・ブルゴーニュ出身。
22歳のとき、スペイン語を学ぶために訪れた南米でチリに出会い、農民の暮らしや伝統文化、そして樹齢300年以上に及ぶ古代のぶどう樹(País)に心を奪われ、そのまま定住を決意しました。
帰国後はフランス・ボーヌでワイン学を修め、自然派の巨匠マルセル・ラピエールのもとで修業。
2006年に再びチリへ戻り、自身のワイナリー「Clos Ouvert」を設立しました。
オーガニック栽培(非認証)や自然酵母発酵、無清澄・無濾過といった自然派の哲学をチリに根づかせ、現地農家と共に歩み続けています。
彼の大きな功績のひとつが、チリ伝統のワイン**「Pipeño(ピペーニョ)」の復興です。ブドウを裸足で踏み、竹のふるい「zaranda」で除梗し、開放槽「lagar」で発酵、大樽「pipas」で熟成させるという古来の製法を尊重しながら、現代の感覚で再構築しました。
忘れられていたPaís(パイス)品種を中心に、歴史と土地の個性を素直に表現するワインを生み出しています。
また2012年には、仲間と共に南米最大級の自然派ワイン見本市「Chanchos Deslenguados」を創設。
チリの新世代生産者たちに大きな影響を与え、南米におけるナチュラルワイン文化の発展に貢献しています。
ブルゴーニュの感性 × チリの古代葡萄 × 自然派の哲学
Louis-Antoine Luyt のワインは、土地の記憶と人の情熱が響き合う、唯一無二の味わいです。