Italy/Emilia Romagna
CROCHI
Ortrugo
Alc.11.5%
オレンジ微発泡
インポータ資料より
マセ7~12日、セメント槽発酵 残糖を残したまま瓶詰のメトードアンセストラーレ SO2極少量添加、ノンフィルター
発酵茶のニュアンス、ドライで薄旨なオレンジ系、じわじわと沁みる余韻が独特なワインです。今年のルビーゴは少し梗の様なニュアンスがあり、タニックな感じが例年より強めです。
生産者について:
クローチは1935年からこの地で農業を営んでおり、当初は酪農等、兼業農家として生計を立てていました。
80年代よりワイナリーとしての活動を本格的にはじめ、少量ずつ自社でボトル詰めし、販売してきました。
当初より有機農法での栽培を行っていたので、当たり前の様に自然な飲み心地のワインを醸しリリースしています。
クローチのメインとなるワインはフリッツァンテ(微発泡ワイン)です。
彼らの土地は土の養分(窒素分)が不足していて、酵母の発酵スピードがとても緩やかな為、アルコール発酵の途中で冬が訪れ、カンティーナの温度が下がると共に、タンクの温度も下がりやがて発酵は停止してしまいます。
そうして冬を越し、春になりボトル詰めを行います。
次第に暖かくなり、ワインの温度も上昇すると停止していた酵母が再び動き出し、瓶の中で二酸化炭素が発生し、フリッザンテとなります。
この土地でこのワインを造る事が運命だったかのような、この土地でしか出来ない製法を守り続けています。
醸造はセメントタンクにて白も赤も皮付ごと自然酵母のみで醗酵。
(テイスティングコメント)
Lubigo2020
完熟リンゴの蜜感のある香り。
柔らかな酸と程よいタンニンが心地よく、
旨口でボリューミーな万能選手。